珪藻土って何?
「けいそうど」  
   
  • 珪藻土とは今から800万年前、珪藻という植物性プランクトンの化石が、海や湖の底に長年にわたって堆積してきた泥土で、古くから、こんろ(しちりん)、耐火煉瓦の原料や酒、ビールの濾過材、吸着、脱臭剤などとして幅広く利用されてきました。
  • 主な産地は石川県能登半島で、日本では約80ケ所あります。
  • 珪藻土の性質の秘密は、規則正しく配列した無数の微細な孔(0.1〜0.2ミクロン)にあり、この超多孔な構造のため表面積が大きく(指先大でグランド面に匹敵する気孔面積があるといわれています)優れた呼吸性と吸着性を発揮します。
  • また、熱絶縁性が高く耐火性があり、科学的にも侵されにくい性質を持っているのです。

珪藻土の顕微鏡写真
珪藻土の良さ
 
  1. 脱臭効果・・・・・珪藻土の持つ微細孔(小さな穴)がにおい、煙を吸着してくれます。また、クロス等に比べてタバコのヤニも付きません。
  2. 調湿機能・・・・・珪藻土は、水の貯蔵タンクの役割をします。室内の湿度が高くなると水蒸気を吹、逆に室内が乾燥してくると無数の小さな穴から速やかに貯蔵していた水を放散させるのです。こうして珪藻土は貯蔵タンクの調整を行っています。
  3. 断熱効果・・・・・珪藻土そのものは、モルタルの約10倍程度の断熱性を持っています。
  4. 防火性・・・・・珪藻自体燃えない物質ですので、耐火性にも優れており火災時も有害な煙や有毒ガスを出しません。
  5. 和室・洋室どちらにもマッチ・・・・・色・柄も豊富にあるのでどんなお部屋にもあいます。
  6. この他にも保湿性や遮音性など珪藻土はたくさんの優れた性質を持っています。珪藻土の多孔質が、これらの性格の元となっているのです。
  • ベニヤ板、ボード(クロス下地)の上からでも塗れるので、是非子供部屋から変えてみることをおすすめします。